ビレッジハウス完全ガイド|初期費用・家賃(グレード)・退去費用・自治会まで【検討前に知るべき全知識】

ビレッジハウスとは?初期費用、オプション、退去費用などのお金について詳しく

ビレッジハウスって「安いらしいよ」と聞くけど、本当に安いの?どこまでが本当なの?…と、最初はモヤモヤしますよね。
調べても情報がまとまっていなくて、
「え、物件ごとに家賃が違うのは分かるけど、同じ建物なのに家賃がバラバラなのは何で?」
「オプションって何?」と混乱しがち。

とくに問い合わせ前は、初期費用や家賃の仕組み、住み心地がはっきり見えず、「このまま問い合わせして大丈夫かな…?」と不安になりやすいものです。

このページで分かること
  • ビレッジハウスの初期費用の仕組みと、本当に0円で入居できるのか
  • 家賃が“同じ建物でも違う理由”(グレード・階数・オプションの仕組み)
  • 自治会は強制なの?実際のところとトラブルの有無
  • 退去費用は高い?3つの項目と“かかる場合とかからない場合”の違い
  • 部屋の雰囲気は実際どう?「汚い?」の検索理由を写真付きで解説
  • 治安は?住人層を見極めるためのチェックポイント
  • おすすめの問い合わせタイミングと失敗しない見学方法

ビレッジハウスの特徴や注意点を、実際に現地に行って確認してきた内容と、27回の引越し経験から分かったポイントを交えて解説します。
それではさっそく〜

ビレッジハウスとは?

全国の「雇用促進住宅」(築およそ30〜40年)をリノベーションして、初期費用を抑えて入居できる賃貸住宅として提供しているサービスのことです。

かつて勤労者の転居や就労を支援するために国が設置した公共の賃貸住宅のことです。
  • 敷金・礼金なし
  • 仲介手数料なし
  • 更新料なし
  • 家賃もトップクラスに安い

全国に10万戸以上あり、「通常の賃貸では審査が通りにくい方でも借りやすい」点も特徴のひとつ!

シンプルにまとめると、

“初期費用の負担をできるだけ軽くして住める賃貸” がビレッジハウス

ということで、ここから 初期費用・家賃(グレードや階数、オプション)・自治会・退去費用 など、問い合わせ前に知っておきたいポイントを一緒に詳しく見ていきましょう。

初期費用について

初期費用の内訳や本当に0円で入居できるのかについては、↓こちらで詳しくまとめています。

ビレッジハウス初期費用で損しないために|内訳・必要な費用・契約前のチェックポイント
初期費用ゼロは本当?契約前に知らないと損する落とし穴とは。27回引越した転勤族の私が、ビレッジハウスで費用を抑える全テクニックを公開!
※このリンク先では「ビレッジハウスの初期費用だけ」を詳しく解説しています。
転勤族umi
転勤族umi

管理しているビレッジハウスに直接問い合わせして内見させてもらい、入居時期を工夫すると、初期費用0円で入居することができます

毎月の家賃について

ビレッジハウスの家賃は 「立地」「建物ごとの違い」だけでなく、同じ建物でも“選ぶ部屋によって”価格差があるのが特徴です。

  1. 家賃は、団地ごと(立地・建物)に違う ← あたりまえ
  2. 同じ建物でも、部屋の間取りや階数によって家賃が変わる ← まあわかる
  3. さらに『この部屋に決めた!』と思っても、選ぶオプションでも家賃が変わる ← 珍しい!

つまり、同じ建物でも「どの部屋を選ぶか」と「どのオプションを付けるか」で、家賃が大きく変わる仕組みです。

転勤族umi
転勤族umi

3は、賃貸物件では珍しいシステムですよね。

私は、最初から全てを含んで家賃が高くなるより、オプションとして自分で好きなものを選択できた方が嬉しいけど、あなたはどうですか?

間取り・階数が家賃にどう影響するのか

家賃の違いって、とても気になるところですよね。

  • どの間取りが高いの?
  • 上の階と下の階、どっちが高いの?

これらについて、詳しくわかりやすくまとめた記事がこちら↓です。

【図解】同じ物件なのに家賃が違う理由|階数だけで最大6,000円違うことも。グレード・階数の仕組みを徹底解説!
同じ物件なのに家賃が違うのはなぜ?私が見た物件では階数だけで最大6,000円の差がありました。ビレッジハウスの家賃はグレードと階数でどう変わるのか、27回引っ越した元不動産屋が図解で分かりやすく解説します。

オプションの種類と金額の一覧はこちら

  • どんなオプションがある?
  • 付けるといくら家賃が上がる?
  • 付けないとどうなる?

こういった疑問は、写真つきでこちらに↓わかりやすくまとめています。

【ビレッジハウスの家賃の秘密】オプションとは?その全貌を徹底解明
オプションって何?どんなのがあるの?いくら?つけないと生活できないの?逆に家賃が高くなるんじゃないか心配!とわからないことだらけだったので、徹底的に教えてもらってきました。そんな情報を、あなたにもおすそ分けです!

管理費なしが不安。何もしてくれないの?

ビレッジハウスは、一般的な賃貸で毎月かかる管理費がかかりません

「管理費がない = 何もしてくれないの?」と心配になるかもしれませんが、そんなことはありません。
ちゃんと対応してくれます。

なぜ管理費が不要なのかというと…

  • ”管理費”という名前でお金を取っていないだけ
  • 管理業務そのものは家賃に含まれているので対応してくれる

つまり、ふつうの賃貸なら管理費で対応しているようなことも、ビレッジハウスでは家賃内でしっかり対応してくれます。

例えば、
  • 自分の駐車場に、他の車が停まっている! → 対処してくれる
  • 階段の電気が切れてる! → 対処対処してくれる
  • 上の人が真夜中まで騒いでいる。 → 対処してくれる
  • 共用部の草が伸び放題! → 対処してくれる

ただし、

団地によっては自治会があり、草むしりなどは自治会に任せることもある

とのこと。

ビレッジハウスが管理している団地の自治会については、こちらのページに詳しく↓

【ビレッジハウスの自治会】は強制加入なの?真相と対策を練るページ
ビレッジハウスの自治会に入りたくない。どうすれば良いか。入らないで済むように対策を練ってみました。

退去費用について

退去費用は、大きく分けて次の3つがかかる可能性がある。
  1. ルームクリーニング代(必ずかかる)
  2. 2年未満の退去なら違約金
  3. 原状回復費(破損や汚損がある場合)

1のルームクリーニング代は、何年住んでも必ずかかるお金。
2の違約金と3の原状回復費は、あなたの住み方によってはかからない場合もあるお金です。

では、実際にいくらかかるのか?
そして原状回復費が取られる場合と取られない場合の線引きはどうなっているのか?など、詳しくこちらのページに↓

ビレッジハウスの退去費用の全てを知りたい!項目・総額を徹底調査!
『初期費用ほぼ0円』で入居できるビレッジハウス。退去時は、お金がかかります。かかるお金は主に3つ。クリーニング代、違約金、原状回復費です。いくらぐらいかかるのか、かからない方法はないのかを徹底調査!

部屋について

『ビレッジハウス』と検索すると、『汚い』と出てきますよね。
家賃は安い、初期費用もほぼ0円──となれば、あとは「部屋が綺麗なら最高なのに!」と思うはず。

実際どうなのか気になって、私も見学させてもらいました。
そのときの様子を、写真つきで詳しくまとめています。

【ビレッジハウスは汚い?】ではなく古い。どんな感じか写真で紹介。
ビレッジハウスが「汚い」かどうか、細部まで見てきたので、そんな情報を、写真とともに、あなたにおすそ分けです!結論から言うと汚いではなく、古いです。どんな風に古いのかわかります。
結論:汚くはない。建物そのものが“昔のつくり”なだけでした。

あとは、写真を見て「あなたが住めると感じるかどうか」が一番大事。
ぜひ↑の実例を見て、イメージをつかんでみてください。

治安について

ビレッジハウスの治安、、、気になりますよね。
でもこれは正直、物件ごとに全く違います。

  • ご年配の方が多い団地なら、ゆっくりした時間が流れているだろうし
  • お子さんがいる家庭が多いと、賑やかで活気があったり
  • 海外の方が多かったら、違う時間、違う文化で生活されるので「合う・合わない」が分かれることも

これについて、申込前に一番知ることができるのが、ゴミステーション(ゴミ捨て場)です。
ゴミステーションを見ることで、住んでいる人が、だいたいどんな感じの人たちなのかわかります。

あとは、内見のときに管理会社の方へ聞いてみるのもおすすめです。
個人については、教えてくれませんが、

  • 『だいたいどんな世代の方が多いですか?』
  • 『海外の方もいらっしゃいますか?』

など大まかになら教えてくれます。

転勤族umi
転勤族umi

気になることがあれば、遠慮せず聞いてみてくださいね!

まとめ

住みたいと思った団地の住んでいる方の雰囲気がよく、自治会の負担もなさそうなら、私も機会があれば住んでみたいなぁと思いました。

理由として

  • 初期費用が安い(毎回自腹の転勤族としては本当に助かる)
  • 家賃が安い(シンプルに嬉しい)
  • 部屋は”古いだけ”で汚くない(今の部屋と比べたら天国)

退去費用のルームクリーニング代は(ビレッジハウスの物件がどこも広いので)高めですが(計算方法はこちら)、そのぶん初期費用がほぼ0円なので、トータルで見れば十分お得だと思います。

ビレッジハウスは「安さの理由」「部屋や治安の実際」「退去費用」など、申込前に気になるポイントが多い物件ですが、このページで全体像はつかめたはず。

あとは、あなたが実際に見て “住めそうかどうか” を確かめるだけ。

ではでは、あなたにとって素敵な部屋が見つかりますように〜

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