鹿児島市内の観光で1番オススメな施設は?と聞かれると『維新ふるさと館』を挙げています。
そんな維新ふるさと館に、訪れる前に知りたい情報をおすそ分けです。
それでは、早速。
基本情報
- 開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
- 年中無休
入館料 | 大人(高校生以上) | こども(小・中学生) |
個人 | 300円 | 150円 |
団体 | 240円 | 120円 |
年間パス | 600円 | 300円 |
- 住所:鹿児島市加治屋町23番1号
- 電話番号:099-239-7700
駐車場はある?料金は?
ちゃんと無料の駐車場があります!嬉しい!
ただ鹿児島中央駅と天文館(鹿児島一の繁華街)と立地が良いので、3時間しか駐車できません。確かに停めたままどっかに行かれると困りますしね。。。
「3時間を超えるとバーが上がらなくなるのでお気を付け下さい」との事。
この施設は、じっくり見ると3時間じゃ全然足りません。
でも、近くのコインパーキングに停めるのも高いしな~ですよね。
とりあえず、ここに停めて、もうちょっと見たいなら、受付の方に相談するとか、コインパーキングに移動するのが良いと思います。
↓赤いピンの場所が駐車場です。
所要時間は?
下で紹介するドラマ2本(25分と20分)などもあるので、1時間では、足りません。
駐車場も3時間までですし、2,3時間を目安に計画を立てられれば良いかと思います。
(上記もしましたが、全ての動画や物語をじっくり見て、クイズにも挑戦したりすると、3時間じゃ足りませんが、平均ということで)
私が訪れた時は、2時間45分ぐらいで見終わり、この建物の横にある、「武家屋敷」や駐車場の斜め向かいにある「西郷隆盛誕生地」を急いで見て、3時間ぎりぎりで駐車場を後にしました。
ちなみにこれが武家屋敷↓
そしてこれが、西郷隆盛誕生地の記念碑↓
混雑状況は?
連休ではない、日曜日の昼下がりに来館した感じです。
駐車場は、数台しか停まっていなかったので、空いているのかなと思ったら、ツアーで来るお客さんが多い様で、中は人がいっぱいでした。
でもツアーの方々は、時間が決められていて、添乗員さん?が説明しながら、ささっと見て行く感じだったので、それなりにゆっくり見れます。
維新ふるさと館のみどころ
ずばり!この維新ふるさと館の魅力は、薩摩(鹿児島)視点で、幕末~明治時代を知ることができるということです。
一般的には、江戸(東京)や京都目線で学ぶことが多い幕末を、別の角度から視れて、とても新鮮で面白いです!
ココに全部書くと『維新ふるさと館』に行った時の感動が薄れてしまうので、あまり書きたくないのですが、例えば、なぜ幕末から明治にかけて薩摩の人々があんなに活躍できたかというと、薩摩の人々は、身分関係なく(学ぶ場所は身分によって違ったようですが)「勉強していたから」だそうです。
あの時代の勉強といえば、そう!寺小屋をイメージしますが、薩摩の「郷中教育(ごじゅうきょういく)」というのは、寺小屋の様に先生はいなくて、年上が年下を教えるという習わしで、また学問だけ教える寺小屋とは違い、学問も剣術も遊びも全て学べるという、まさに今現在の学校の様なシステムが、薩摩では江戸時代から構築されていたのです。
この学びによって薩摩の人たちが、自分で考え行動できたからこそ、九州の端から日本を動かすことができたんだと感心。(違う要素も沢山ありますが、ひとまずここでは置いときます)
ちなみに、西南戦争になる前に、大久保利通と西郷隆盛が仲たがいをした時、西郷さんについて、600人余りの薩摩の人たちが、今で言う公務員を辞めて鹿児島について帰ったそうですが、「600人って!それ以上に薩摩の人たちが活躍してたってことでしょ!?」とびっくりしてしまいました。
どんだけ薩摩の人たちは、東京で活躍してたんだって。
歴史に名が残っている人たちは氷山の一角にすぎないのできっと何千人っていう薩摩の方々が日本の近代国家を裏方としてささえてきたのかなぁ!?と『維新ふるさと館』に行かないと知らなかったことだらけでした。
西郷さんが、入水自殺を図っていたり、幕府にばれたら死罪となりうるのに、薩摩藩はコソッと海外に留学生を送り出し、海外の技術を持ち帰っていたりと歴史の教科書には載っていない薩摩であったことを知ることができます。
中は、どんな感じなの?
維新の志士達のロボットドラマがあります。
ナレーションが中心で物語を語ってくれて、時々ロボットが、手振りしながら話してくれます。感想は、、、ですが、きっとこの館のメインなので、見てみてください。
維新ふるさと館は、展示物を自分で読むという所は少なく、2~5分程度の物語を見て行く展示方法をとっています。
私は、自分の速度で読みたい派ですが、しゃべってくれた方が分かりやすいかもしれません。
ただ!!人が多いと全てが見れない(>_<)という欠点があります。
これには驚いたのですが、「君が代」は薩摩藩が作った歌をアレンジしてものだそうです
維新ふるさと館に行けば、アレンジ前のオリジナルの君が代を聴く事ができます。
オシャレな感じの君が代でした。録音は不可。
西郷さんと写真を撮ることもできますが、映してみたら、普通のおじさんに見える気がするのは私だけでしょうか??着物を着ていないからかな?
もちろん史料や当時薩摩の方々が着ていた服なども展示しています。撮影不可
また薩摩を舞台にしたNHK大河の篤姫、翔ぶが如くの特設コーナーもあります。
↓に説明ありです。
NHK連続テレビ小説の「あさが来た」で大人気になった五代友厚については、出口付近に文字パネルにてその生涯が記してありました。五代さんについては、これだけだったので、五代ファンで、五代巡りをとお思いのあなたは、「たったこれだけ!?」となるかもですY(>_<、)Y
こちらを予習しておけば、もっと楽しめる
2008年 NHK大河ドラマ「篤姫」
言わずと知れた大河の名作「篤姫」です。
私も唯一見た大河ドラマ。
テレビ自体あまり見ないし、ドラマも皆無だったのですが、親が見ているのに横目で見てハマって、当時は、日曜日の8時が楽しみでたまりませんでした。
どんな内容?
主役の篤姫(宮﨑あおい)は、薩摩(鹿児島)の分家出身で、時の藩主・島津斉彬に気に入られて、養女になり、苦難はあるものの、あれよあれよ(はしょり過ぎでごめんなさい)と将軍・家定(堺雅人)の妻(御台所)になり、女でありながら、徳川家ひいては日本を動かしていくというドラマです。
見どころは?
天真爛漫で聡明な篤姫が成り上がっていく過程が痛快で、見ていて気持ちが良いし、
幼馴染の小松帯刀(瑛太)との甘く酸っぱい恋だったり、最初は懐疑的だった夫・家定(堺雅人)が次第に心を開いてくれて、ギュってしてくれたりと、キュンキュンするポイントもあり、
一話一話内容が濃くて、「え?もう終わり?」と夢中になれる、見ていて上向きになれるドラマです。
面白くない回がないと思うぐらい面白い。
この記事を書くにあたって篤姫を最初から見だしたら、1話からとても面白く、次を次をと時間を忘れて見てしまって、薩摩を出るまでと思っていたけど、結局50話全てを見てしまうほどです^^;
なんで予習したら、面白くなるの?
『維新ふるさと館』には、主役篤姫役の宮﨑あおいさんが着た着物や、和宮役(篤姫の名目上の娘役)の堀北真希さんが着た着物が展示してあるので、あの時のがこれなのか!?と興奮できます。
そして篤姫が薩摩を出る12話まで見ていたら、鹿児島観光が更に楽しくなります!
『ここ見たことがある!』って観光地を巡るのも楽しくなるし、12話まで見れば、おおよその薩摩の歴史がわかるので、この維新ふるさと館の展示物の内容も頭にすーっと入ってきます。
ちなみに、着物は、すその部分が黒ずんでいて、本物感を匂わせていました笑
ドラマの中で、いつも引きずって歩いていたので、「汚れないのかな?」と疑問に思っていたけど、やっぱり汚れる様です。
↓写真では分かりにくいので、本物をその目で見てみてください。
司馬遼太郎「翔ぶが如く」
1990年 NHK大河ドラマ「翔ぶが如く」
私自身は、読んだことも見たことがないのですが、西郷隆盛と大久保利通を主役とした書籍、ドラマのようで、この『維新ふるさと館』も西郷さんと大久保さんを主役として展示してあるので、見て行けば、「あ~これこれ!」と、もっと楽しかったんじゃないかな~とすこし後悔です。
特設コーナーがあり、当時のロケ地を散策した映像や、ドラマの一部分を見ることができます。
車が通っている横で、撮影している風景が映っていて、ドラマ上ではどんな感じになっているんだろうと気になる映像もありました。
「篤姫」は、あまり薩摩弁なまりは感じられませんでしたが、「翔ぶが如く」はなまりすぎていて、視聴者から「わからない!」と苦情が相次ぎ、字幕を出していたとの事。
薩摩弁は、よその者に何を言っているかわからないようにするためにつくった言葉とのことなので、本気で薩摩弁をしゃべっていたらわからなくて当然ですね。
ちなみにこの薩摩なまりのおかげで、「オレオレ詐欺」は鹿児島が一番被害が少ないそうです。
大河ドラマ『西郷どん』
2018年の大河ドラマの西郷どんは記憶に新しいと思うので、説明は、ここでは割愛。
『篤姫』『翔ぶが如く』『西郷どん』を最安値で見るには?
U-nextならNHKオンデマンドで、1ヶ月目は篤姫・翔が如く・西郷どん・龍馬伝等が372円で見放題です↓
サイトhttps://video.unext.jp
NHKオンデマンドをもっと詳しく知りたい場合は↓
参考NHKオンデマンドで西郷どんが見たい!入る前に知りたい9つの情報
私が入会した時に詳しく調べた情報をおすそ分けです。
オススメ度 ★★★★☆
鹿児島に来たら、立ち寄って損はない施設だと思います!
星を1つ減らした理由は、きっとメインであろうロボットドラマがちょっと。
でも、これで、入館料300円は安い!
行く価値ありです(*^_^*)
クーポンや割引券は?
ちゃんとあります!
市電・市バス・シティビュー一日乗車券
持っていれば、2割引になります。
鹿児島市内を観光する時、車での観光はオススメしません。
なぜなら、鹿児島ってどこでも駐車料金がかかるんです(TwT。)地味に痛い。。。
なので、市内観光の一日だけは、レンタカーを借りずに、一日乗車券で回るのは、オススメです!
鹿児島は、バスや市電はひっきりなしに走っているので、観光で不便になることはないと思います。
では、良い旅を〜
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