新しい物も良いんですが、せっかく歴史ある鹿児島に旅行に来るなら、昔からずっと使われ続けている雑貨を自分へのお土産にしてみてはいかがでしょう!?
私が転勤で鹿児島に来て、観光地や文化などに触れて、欲しくて欲しくてたまらなくなり購入した、『鹿児島の伝統的工芸品』をご紹介です。
こちらは、私の主観!独断と偏見に満ちているかもしれません。
そして、ランキング形式にはしませんでした。
なぜなら、私にとってはどれも1位だからです!
本当に買ってよかったモノだけを厳選しました。
では早速
さつまつげ櫛
こちらは、鹿児島に来る前に、ガイドブックで予習している時から欲しかったモノ。
大切に使えば一生物の櫛ということで、恋焦がれていました。
薩摩つげ櫛の豆知識
- 江戸時代は、薩摩の武士が内職して薩摩つげ櫛を作っていた
- 城山城下には今でもその名残で『つげ櫛通り』なる通りも
- 嫁入り道具の一つでもあったつげ櫛は、『櫛になりたや薩摩の櫛に、諸国娘の手に渡ろ』という歌と共に全国に名を馳せていた
全国に!?
なんで?薩摩つげ櫛が良いの?
- 鹿児島にしか生えない『薩摩つげの木』を10年寝かせて作っている
- 『薩摩つげの木』は、繊維が密で目が詰まっている為、細くても折れにくかったり、抗菌作用もあり、櫛でよく起こりがちな静電気も起こらないから重宝されていた
- そして更に、薩摩つげ櫛に、鹿児島特産の上質な椿油を染み込ませている為、髪に自然な艶が生まれるから人気があった
そんな素敵な薩摩つげ櫛が、今でも鹿児島で作られています。
一つ一つ手作りで作っているので、作り手によって同じ花なのに、違う形だったりで選ぶのも楽しかったです。
↓お店に行けば、いっぱい種類があって自分好みの櫛を選べる
毎日使う度「やっぱり可愛いな〜。買って良かったな〜。」とテンションを上げてくれる櫛です!
つげ櫛の基本情報
- 店名:喜多つげ製造所
- 住所:鹿児島県指宿市大牟礼1-16-4
- 電話番号:099-324-2094
- 価格:2千円代~3万4千円代(形や大きさ長さによって違います)ちなみに私が買った写真の櫛↑は、7,150円(税込)椿油は別売りです。
どこで買えるの?
- 指宿市の店舗はもちろんのこと、
- 鹿児島市内だと、鹿児島ブランドショップやドルフィンポートの故郷市場、天文館内の鹿児島特産品市場など。(店舗詳細は下記↓)
- お土産やさんなら結構どこにでも置いているので、手に入りやすいです!
さつま机布
『2017年かごしまの新特産品コンクール』で賞を取っていたのを拝見して、「良い柄だな。欲しいな。」と思っていたら、ひょんな縁で頂きました。
こだわりは?
- 斉彬公主導の下、集成館で制作させていた船の帆布を復刻!
- 現在、日本製の生地を作る事はかなり稀だが、綿、草木染、織りなど、オール鹿児島県産!
- 畑から自分たちで作っているとのこと。
- 大島紬の染めや柄組みの技術も取り入れている!
帆布ですので、生地がしっかりしていて、こちらも大切に使えば一生もの!
帆布とは?
今の時代で分かりやすく言うと、ヨットのセイルの事です。
- 動力(エンジン)を使わないヨットや昔の船は、このセイルに風を流して進みます。
- なので、セイルは風をもろに受けるので、頑丈じゃないといけません!!嵐や台風でも破れないように。
汚れないように、出したり仕舞ったりしながら、大切に使っています。
ちなみに木箱入りです。
新築祝いや結婚祝いなど、贈答品として貰っても嬉しいかも!
基本情報
- まさき織物
- 住所:鹿児島市新栄町17-22
- 電話番号:099-202-0530
- 価格:13,200円(税込)~
- サイズ:巾45cm×長さ90cm、重さ230g
どこで買えるの?
- 現在は、受注生産とのこと。
- 受注生産って、敷居は高いですが、自分の為だけに手間暇かけて作ってくださったものと思うと、更に愛着が!!
竹ふみ
鹿児島は、竹も有名です。
なんで?竹が有名なの?
鹿児島は竹の産地。
なんと、竹林面積は、全国1位!!
そんな鹿児島で育った竹を使った製品も、鹿児島県の伝統的工芸品の一つです。
『でも、それなら「かご」とか紹介するでしょ!』となるかもしれませんが、この竹ふみって、探すと意外と売ってないんです!!
ずっと前からなんとなく欲しかったのですが、プラスチックの竹ふみしか探しきれずで、鹿児島に来て売っているのを見た瞬間、速攻で購入しました!
使い心地は、良い!!具合が良い!!気持良くて、毎日踏み踏みしています。
そして、意外かもしれませんが、私の様になんとなく欲しがっている人も多く、お土産として渡しても『実は、欲しかった。』と喜ばれることが多いです!
基本情報
価格:400円~3000円ぐらい(売っているお店や形で値段が異なりました)
どこで買えるの?
- 鹿児島内の道の駅や鹿児島ブランドショップなどで見かけました。
- 鹿児島市内外で比較的手に入りやすい商品です!
竹製品にちなんで、もう2つ。
耳かき
竹の製品の直売会なる「竹のいち」というのが、毎年5月に開かれていて、耳かきを買ってみました。
一つ一つ手作りで温かみもあり、使い心地も気に入っています。
時期が合えば是非行ってみてください。
詳しい記事はこちら↓
名刺だって、竹100%
鹿児島に来るまで、竹の紙があることを知らなかったです。
名刺交換の際に、珍しいのでちょっと話題が増えるし、覚えてもらえるのも嬉しい効果!
価格:880円(税込)
どこで買える?
- 私は、さつま町のさつま物産館で購入しました。
- 鹿児島市内を探したんですが、なかったんですよね。残念。
屋久杉
縄文杉が有名な屋久島の杉で作った『つぼ押し棒』です。
これがまた具合が良くて。
『手になじむ。押しても痛くない。匂いが良い。』と三拍子揃っています!
匂いは、4年経った今でも香っています。
お土産にもできるプライスです!
価格:660円(税込)
どこで買えるの?
私は、鹿児島ブランドショップで購入しました。
オッのコンボ
『鹿児島の守り神』とのことで、家に祀っています。
おすすめポイントは?
- 歴史は古く、島津家数百年の藩政時代より鹿児島の家々を守ってくれている
- 起き上がる作り
- ご利益『無病息災、幸福、丈夫で賢い子どもを授かる、合格祈願、交通安全、縁結び』
- 一つ一つ手作り
ちなみに名前は、鹿児島ことばで、『起き上がり小法師』という意味とのことで。
買い方は?
家族の人数+1つ
プラス1つの理由
- 家族みんなより、余計に幸福がやってくるように。
- 丈夫で賢い子どもを、さらに1人でも多く授かる様に。
台所の火を扱う場所にオッのコンボ様を向けて(見ているように)、祀るそうです。
基本情報
- 鮫島工芸社
- 住所:鹿児島市武2丁目2-14
- 電話番号:099-255-0928
- 価格:300円(税込)~(色やお店によって値段が異なりました。)
どこで買えるの?
- 山形屋の地下ふるさとコーナーや、仙巌園のお土産屋さんなどで見かけました。
- 他のお土産屋さんでも見かけた気がしたのですが、どこか忘れたのでまた調査して、随時更新します!
薩摩切子
最後を飾るのは、やはりこれ!
言わずと知れた、鹿児島の宝石!薩摩切子です。
これは鹿児島に来てすぐから欲しかったモノ。
鹿児島市立美術館で、江戸時代の本物が展示されているのを見て一目惚れしました。
毎日、見てはうっとりを繰り返しています。買ってよかった。
価格はちょっと高めの49,500円(税込)ですが、一生ものと思えばね!!
詳しくは、こちらの記事を↓
薩摩切子と同じガラスで作った風鈴もありました。↓
音階が奏でられるほど、一つ一つ全然違う音色で、世界に一つしかない風鈴。
お値段もお手頃な3,300円(税込)なので、夏のお供にオススメです!
基本情報
- 名称:薩摩切子ギャラリーショップ・磯工芸館
- 住所:鹿児島県鹿児島市吉野町9688-24
- TEL:099-247-8490
どこで買えるの?
仙巌園内や横の磯工芸館。
種類は少ないですが主な薩摩切子でしたら、鹿児島ブランドショップやドルフィンポートの故郷市場、天文館内の鹿児島特産品市場、山形屋などでも購入する事ができます!
主な購入店紹介
ここ以外でも購入することはできます。
あくまでも主なという事で。
鹿児島ブランドショップ
鹿児島県特産品協会ですので、ここに行けば、ほぼ全ての鹿児島の伝統的工芸品を手に取ってみることができます。
無料の駐車場もあり!
基本情報
- 名称:公益社団法人鹿児島県特産品協会
- 住所:鹿児島県鹿児島市名山町9-1
- TEL:099-225-6120
- 定休日:年末年始
- 営業時間:9時~18時
- クレジットカード:利用可能
お店の向かいの公園には、五代友厚像も!
山形屋
西日本最古の百貨店とのことで、福岡よりも大阪よりも先にできたデパートです!
凄い!さすが薩摩藩!!
建物もレトロで趣があり、インスタ映えする事間違いなし!?(ライトアップされる、夕方から夜にかけてが綺麗なので、オススメです↑)
場所も行きやすく、天文館にあります。
駐車場は、2千円買ったら2時間無料などのサービスもあり!
基本情報
- 名称:山形屋
- 住所:鹿児島県鹿児島市金生町3-1
- TEL:099-227-6111
- 定休日:元旦
- 営業時間:10時~19時30分(日によって変わることもある)
- クレジットカード:利用可能
まとめ
古くて新しい鹿児島の伝統的工芸品を自分へのお土産に!いかがでしたか?
私は、全て買って大満足の品でした。
鹿児島にお越しの際は、ぜひあなたに合う鹿児島の伝統的工芸品を探してみてください^^
それでは、良い旅を~
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